SNS で見かけて読んでみた『世界一流エンジニアの思考法まとめ』を読んだときのメモとその感想です
箇条書きのメモを ChatGPT に文章にしてもらいました
1. 生産性の高さ
生産性を上げるための習慣が挙げられている。
まずは手を動かす前に仮説を検証することが重要。手当たり次第に作業するのではなく、仮説を立て、それを検証することで時間のロスを減らせる。これにより、メンタルモデルの強化と修正も可能になる。また、理解することに時間をかけ、徹底的に理解する習慣をつけることが大切。わからないことがあれば時間をかけて調べ、頭の中にシステムのメンタルモデルを作ることで、最終的にはあらゆることが迅速に進むようになる。
どんな人でも最初は難しく、理解には時間がかかるもの。しかし、上述の「習慣」によって、仕事をコントロールできている感覚を得ることができ、最終的には「偉大な習慣を持ったプログラマ」になれる。
2. マインドセット
生産性を最大化するためのマインドセットも重要。より少ない時間で価値を最大化するためには、重要なことに集中し、時間を固定化してその中でできることを最大化することが求められる。ミーティングなどはその場で解決し、検討をやめて検証する姿勢も大切。アーキテクチャやツールが数種類あり決めかねる場合は、圧倒的な差はないのでどちらでも良いと考え検証を優先する。
期日通りにリリースすることは重要だが、内容を減らすことも許容されるべき。この柔軟なアプローチが、効率的なプロジェクト管理につながる。
3. 脳に余裕を持つ
脳の余裕を持つための工夫も欠かせない。例えば、コードリーディングのコツは、なるべく読まないこと。インタフェースなどに集中し、細かい部分は省くことで、読むことを減らし、脳に余裕を作る。
また、「レベル1」をいかに増やすかもポイント。ググらずとも実装できる状態を目指し、難しいことをできるようにするよりも、「レベル2」をレベル1に持っていくほうが生産性が上がる。
さらに、マルチタスクは避け、1日のうち4時間は自分だけの作業に集中することが推奨される。
記憶力についても、自分が理解できているかを確認するために、「思い出そうとする」ことが効果的。
説明可能になって初めて脳のメモリに載ったと言える。
議事録はその場で書かず、MTG 中に頭の中で整理し理解してから文章に起こす、なども有効。
4. コミュニケーション
コミュニケーションの質を高めるためには、情報量を減らすことが大切。情報を最小限にすることで、本質的な理解を促し、プルリクエストもわかりやすいコードを心がけることで、ミスコミュニケーションを防ぐ。著者もリモートより対面のほうが生産性が高いと感じており、クイックコールを頻繁に利用することを推奨している。
不具合の問い合わせがあったときには、自分が知らないときほど再現することで知らない分野を体験したり、理解を深められたりする
5. チームビルディング
自己組織化チームやサーヴァント型リーダーシップも、効率的なチームビルディングにおいて重要な要素。
(ここのまとめはスキップした)
6. 生活習慣
生産性を上げるためには学習が欠かせない。3章で触れた「レベル1」を増やす話にもつながる。
長時間労働を減らし、タイムボックス制を導入することで、予めスケジュールを決め、時間を区切ることが有効。
また、脳を休めるために瞑想や睡眠、異なる作業をすることも推奨される。
急速とは何もしないことではなく、いつもと違うことをすること。疲れたらただ休むのではなく、違うことをするのが良い。
「人生をコントロールする感覚」が幸福感を高める。
未完了のことがあると気が散りやすいため、何かをしたら完了まで一息にやるように意識することが重要。著者は特に掃除においてこれを意識している。
良いプログラマになるためには、新しいことを学んだらブログを書くことや、サンプルコード以外にも少し変えて試してみることが推奨される。
体力の維持には運動とテストステロンが効果的であり、筋トレや有酸素運動で代謝・体力を増やすすることが大切。気力のなさが解消される。
感想
こういう本にありがちな著者の個人的体験に基づいた本だが、言われてみれば大事ということがまとめられており、時々読み返したい本だった。
特に印象に残ったのは以下。
最初は「理解は時間がかかるものとして、急がず、徹底的に理解する習慣を作る」。
自分もまさに「仕事を自分でコントロールできていない感」があったが、この部分を読んでかなり安心した。
また「コードの調査をする際には手を動かす前に仮説を立てる」というのも、つい console.log
を大量にばらまきがちなので注意したいと感じた(それも完全に良くないこととは思っていないが…)。
最後は「掃除をすること」。自分も暮らしの中で洗濯物や洗い物、段ボールの片付けやゴミ出しなどをかなり貯めてしまう傾向にあったが、(どちらが先か覚えていないが)この本を読んだのと近い時期に、なるべくその場で片付けるようにしたり、その場ではなくとも少しの待ち時間の間で片付けたりを心がけるようになった。
その結果ちゃんと「人生をコントロールしている感」を少しづつ得ることができていると感じるようになった。
知っている人からすれば当たり前のことかもしれないが、個人的には結構刺さった本だった。